お知らせ
カエル塾やBPMツールRanabaseの最新情報など、耳よりなお知らせをお届けします。
Ranabase V1.0 公開と一部有償化のお知らせ

ベータ版の試使用にご協力いただいた皆様の御蔭で、最低限の機能を安定化させることが出来ました。ありがとう御座いました。これにて正式版 V1.0のリリースとさせて頂きます。
Index
V1.0の追加機能
V1.0の強化ポイントは改善サイクルを回すための柔軟なサポート機能です。一般的に業務改善は、事業環境からの要請(外圧)によりトップダウンで始まるケースと、現場からの要請(内圧)によってボトムアップに始めるケースがあります。Ranabaseはその両方をサポートします。両者をうまくバランスさせることが成果をあげるコツだと言っても良いでしょう。以降、それぞれについてご紹介してゆきます。
トップダウンの業務改善
事業環境の変化や、計数値に現れた異常を発端にして対応策を求められることがあります。売上や利益やシェアの向上のため、品質向上、コスト削減、リードタイム削減、組織改訂、業務規程の改訂、人員の再配置を模索するなど。Ranabase V1.0では「施策」の定義機能を拡張し、前述のような上からの方向付けを「施策」としてより詳細に定義できるようにしました。
上記画面のように、例えば「見積業務のリードタイムを削減し、機会損失を抑えることにより、売上向上を目指そう」という施策について、詳細の内容を定義し、KPIを決め、担当者と期日を決めて、毎月の活動におけるYWT (やったこと、わかったこと、次にやること)を記録できるようにしました。これは従来から皆様の組織でも行われているであろう、月次の部門PDCA、目標管理等と同じです。業務フローがない段階からでも開始することが出来ます。
示された方向付けを出発点として、より具体的なTo-Doに落とし込んでゆきます。新たに追加された「施策ツリー」の描画機能を使い、施策をブレークダウンしてゆきましょう。下位に行けばゆくほど、担当者を具体的にし、責任範囲や進捗の評価方法を明確にしてゆくことがコツです。To-Doをアサインされた全員が目標を達成すれば、最上位の施策も目標を達成することになる、というロジックの繋がりを確認します。アサインされた担当者は、その施策が関係する業務を特定し、変更が必要となる箇所に絞って業務プロセスを可視化します。As-Is(現状の姿)の業務フローを描き、問題と思われる箇所に「気付き」の付箋を置き、それらに対策を施した姿としてTo-Beの業務フローを描きます。企業戦略、事業戦略、組織の戦略、個人の目標がリンクしていないという話をよく聞きますね。一度、皆様の組織でも「戦略」や「目標」として掲げられているものを、Ranabase上では「施策」と置いて、その間の関係を施策ツリーで紐つけてみて下さい。紐つかない場合も、その事を可視化してみる(線を繋がずに置いておく)ことが大切です。上下間の整合性を徐々に取ってゆくことをお勧めします。
ボトムアップな業務改善
ボトムアップなアプローチでは、日々現場で起きている困り事からスタートします。実際にその業務を遂行している方々に業務フローをレビューしてもらい、日々どんなことに困っているのか、リスクを感じているのか、改善に向けた「気付き」を吐き出してもらいましょう。集まった「気付き」を仕分けして、組織として対策に取り組む必要のあるものを「課題」と認定、「施策」の定義へと登ってゆきます。前述の「施策ツリー」を下から組み上げてゆくイメージです。
トップダウンとボトムアップの整合性をチェック
現実的にはトップダウンの要請が全くない組織など存在しないでしょう。多かれ少なかれ、企業として、事業として、組織としての今年度の方向性というものが上位職から示されているはずです。一方で現場に何の課題もない、ということもあり得ないと思います。大切なのは、その両者をしっかりと可視化して、上から落ちてくることと、下から登ってゆくことが一致するか?ということを確かめることです。一致がみられない場合、きっと成果には繋がりません。出てくる意見は見方によっては全て真実です。噛み合わないとすれば立場や優先度が異なっているだけでしょう。すり合わせにより「組織としてまずはここにフォーカスしよう」と合意すること。これが第一歩になります。課題の優先度については、「課題マップ」という絵も描画できるようにしました。個々の課題どうしには因果関係があり、全てを一気に解決することは出来ません。他にも課題があることはわかっているが、今月はここにフォーカスします、という議論をするために利用して下さい。
有償化の範囲とお支払い方法
有償化の範囲
本稿でご紹介したV1.0での追加機能が有償化の範囲に該当します。これらを含めたフル機能をご利用頂けるプランを「ベーシックプラン (1ユーザーあたり月額500円)」、業務プロセスの可視化と気付きの収集・仕分けに絞ったプランを「ライトプラン(無償)」とさせて頂きます。初回お申し込み時には90日間の無償トライアル期間が付きます。この間に課題マップや施策ツリー、施策の進捗管理機能をお試し頂き、皆様の組織運営にフィットするかどうかご検証下さい。まだうちは業務フローを可視化して共有するだけで十分だという場合は、ライトプランへ変更頂きますと、(下図の黄色い枠内のみ) 先々も無償でお使い頂けます。ご解約はいつでも可能です。
お支払い方法
現時点ではお支払方法がクレジットカード(VISA, Master, Amex)のみとなっております。ご了承下さい。個人でご契約することも可能ですが、チームの代表者がメンバーの分もまとめてご契約頂き、まとめてお支払い頂くことも可能です。手順はこちらに紹介しておりますのでご参照下さい。
ベータ版を試使用いただいた皆様へ
既にアカウントをお持ちの皆様のプランは「ベータ版試使用プラン」と表示されます。7月以降に初めてお申し込みされるお客様には約3ヶ月間の無償トライアル期間を設けますので、皆様にも引き続き無償にてフル機能をお使い頂けるように致します。10月以降のどこかの時点でベーシックまたはライトプランへの変更をお願いする予定です。一度プランを変更してしまうと、再びベータ版試使用プランには戻れなくなり、ベーシックプランへの変更時には無償トライアルが付かないので、即日費用が発生してしまいます。「試しに変更してみよう」というのはお控え下さいw
引き続き宜しくお願い致します。